ソードワールド2.0『魔動都市に眠る神』キャンペーン
mixiの「神奈川近県ソードワールド愛好会」というコミュニティで長月十五がGMとして行うキャンペーンの詳細設定です。
PCたちが得た情報
■都市について
【都市の成立年代】
魔動都市オーヴェルセリネは、魔法文明時代に建造され、魔動機文明時代に要塞都市として再建された。
その後<大破局>の際に蛮族の侵攻から逃れるために地下へと潜行し避難したが、最近まで浮上することは無かった。
都市の浮上は3年前。しかし、都市の
発見
はおよそ一月前である。
【都市の概要】
都市には人族と蛮族とが半々で共生している。地区によってその比率は変わる。
都市の統治はオーガウォーロードの“蛮勇なる”レグルスによって行われている。実際には、都市の統治の方針を12地区の統括者である騎士団長が集まり、議会によって決定し、各騎士団長はそれぞれの地区をその方針に沿って統治する。
騎士団長でないどころか、地区の騎士団にも所属していないが、唯一レグルスと肩を並べることの出来る(対抗できる実力を持った)“星降りの騎士”ミーティアも議会に参加する。
都市の経済は、ある程度の自活が出来るレベルであり、都市だけではどうにもならないものは、都市に住む蛮族が都市の外からし入れて来る。
この際、蛮族が人族を連れ攫ってくることもあり、そういった者達を騎士団が取り上げ、首輪をつけて保護することになっている。
(ただし保護されずに蛮族の奴隷にされたり、そのまま殺されたりする者も、いないわけでは無いらしい)
【内外の出入り】
都市には三つの門がある。門は金牛宮・処女宮・磨羯宮にあり、それぞれ“獣性の門”“放縦の門”“悪意の門”と名が付けられている。
門を通り外部から都市内に入る際、一同は何やら悪寒めいたナニカがそれぞれの身体を走り抜けるのを感じた。
【首輪について】
処女宮騎士団のヘイヤから、首輪は都市に連行されてきた人族を、蛮族から保護するための印であることを聞かされた。
首輪にはそれぞれ保護する騎士団のサイン(黄道十二宮のアストロジカルサイン)が接合部分に掘られており、人目でわかるようになっている。
ローズ・クロードにつけられた首輪はどちらも獅子宮のサインが掘られている。
しかし、ザン・アイネ・グース・レクシィにつけられた首輪には、何のサインも掘られていない。
また、マナ・サーチで調べたところ、首輪には何の魔力も施されていないことが解った。
ザンがスカウト技能およびキースミス技能で調べたところ、接合部分の下部に薄い蓋があり、そこを開くと小さな鍵穴が現れることが解った。
【騎士団塔について】
騎士団塔は前時代の、現在は失われた魔動機技術によって建造されており、所々にそれが垣間見える。
また、処女宮騎士団塔内の調度品は、年代もので高価であり、普通貴族が持つようなものを流用しているようだ。
【魔剣の塔について】
魔剣の塔の内部構造は複雑で、慣れていないと案内無しに目的の場所へと辿り着くことは難しい。
塔中腹にはドーム状の拾い部屋があり、床には三つに区切られた幾何学模様が刻まれている。模様は前時代に開発されたテレポーターであり、それぞれ双児宮騎士団塔・天秤宮騎士団塔・宝瓶宮騎士団塔と行き来できる。